学びのひろば:古くて新しい路面電車

みなさんは路面電車に乗ったことがありますか? 現在、日本では、17の都市にしか路面電車が走っていません。しかし、昔は全国各地に路線が張りめぐらされ、路面電車はたいへん身近な交通機関でした。人々の主要な足だった路面電車は、どうしてこんなに減ってしまったのでしょうか?

路面電車の走る都市の数と路線の長さの変化

日本で初めての路面電車は、明治27年〈1895年〉、京都で開通しました。その後,大正時代から昭和時代にかけて、路面電車は全国各地で普及し、最も増えた1932年には、65の都市で走っていました。

しかし、太平洋戦争が終わり、1960年代、高度経済成長期に入ると、日本では自動車が急増しました。自動車と同じ道路を走る路面電車は、次第に自動車の走行の邪魔にされるようになり、多くの都市で自動車の渋滞に巻きこまれるようになります。時間通りに運行することができなくなった路面電車は、乗客数が徐々に減り、そのうちバスや地下鉄などの交通機関に取って替わられるようになりました。こうして、路面電車の多くの路線が廃止されていったのです。

見直されはじめた路面電車

それでも現在、17の都市にはまだ路面電車が走っています。しかも、歴史の古い路面電車が、ただ残っているというだけではありません。近年、路面電車は、「二酸化炭素の排出量が少なく、環境にやさしい」「バリアフリーの観点から、高齢者や体の不自由な人も利用しやすい」などの理由から、これからの時代に合った、新しい交通機関として見直されているのです。

現在、路面電車が走っている都市

富山県富山市を走る路面電車もその1つです。富山市では、どうしてまちに路面電車が残ったのでしょうか? そして、現在も路面電車が活躍し続けているのはなぜなのでしょうか?

くわしく知りたい人は、ブリタニカ・スクールエディションの取材動画「富山地方鉄道の人にインタビュー〈路面電車の今と昔〉」を下記よりご覧ください。路面電車が“古くて新しい”交通機関だと言われる理由がわかりますよ。

ブリタニカ・スクールエディション インタビュー動画<路面電車の今と昔>

※このテーマは、東京書籍『新編 新しい算数5上』(平成30年発行)の<算数の目で見てみよう>のコーナーでも扱われています。


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