学びのひろば:プラスチックごみは、燃やす?燃やさない?

みなさんは、家庭で出たプラスチックごみを、なんのごみの日に出していますか?「カップめんなどの容器包装は“資源ごみ”、そのほかのプラスチックは“不燃ごみ”で出す」という人もいれば、「プラスチックごみはすべて“可燃ごみ”で出す」という人もいると思います。同じごみなのに分類がちがうのは、自治体によってごみの処理方法が異なるからです。

「ごみが増えすぎて、うめ立て地が足りない!」という話は、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。国土のせまい日本では、土地が確保しにくく、新しい最終処分場(うめ立て処分場)をつくるのが難しいことから、ごみの量を減らすことは、どの自治体にとっても大きな課題です。最近は、ごみの分別リサイクルが進んだことで、ごみの量は減ってきていて、最終処分場がいっぱいになるまでの残りの年数も、少しずつのびています。

最終処分場がいっぱいになるまでの残りの年数と収容量

リサイクルされるごみの量の変化も、具体的に見てみましょう。

容器包装ごみのリサイクル量の変化
容器包装ごみのリサイクル量の変化

右は「容器包装ごみ」についてのグラフですが、この十数年で、プラスチック製容器やペットボトルのリサイクル量が大きく増えているのがわかります。ちなみに、スチール缶のリサイクル量が大幅に減っているのは、ペットボトルの普及によって生産量が減ったためです。

リサイクルを進めるのは重要なことですが、メリットばかりではありません。たとえば、神奈川県川崎市で、小学校の給食をつくるときに出たごみをリサイクルしたところ、ごみとして捨てるより費用がかかったという報告があります(→リサイクルするより捨てたほうが安い?)。また、下に示したのは、ペットボトルがリサイクルされるまでの流れですが、人の手でおこなう作業も多く、すいぶん手間がかかることがわかりますね。

ペットボトルがリサイクルされるまでの流れ

なお、今回編集部では、ごみの処理方法についてさまざまな自治体に問い合わせをしましたが、プラスチックを「不燃ごみ」から「可燃ごみ」に変更しようとしている自治体がいくつかありました。うめ立てるごみの量を減らすため、最近はプラスチックごみを焼却する流れになっているのかもしれません。


小中学校の授業を支援するデジタル教材「ブリタニカ・スクールエディション」の協働学習コンテンツ(まちにごみ対策を提案しよう)では、リサイクルのメリットだけでなく、デメリットにも触れながら、「自分たちのまちのごみを減らすためにはどうしたらよいか?」について考える資料をそろえています。小学4年生の社会科で、「ごみ処理」について学習する単元があるので、ぜひ使ってみてください。

<上記の記事内リンクをご覧になるには、ブリタニカ・スクールエディションへのアクセスが必要です。>


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【お問合せ】 担当:名取・森 sales@britannica.co.jp

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